「誰もが持っている、知っている」から「自分しか持っていない・知らない」へ個性を主張するだけの時代から、誰もが本当の個性を楽しめる時代へ変化しています。
みんなが持っているのと同じものでは満足が出来なくなってきているのです。
このような消費者の意識の変化の中にこそ、画一化された商品しか置いていない大手ブランドのショップやFCチェーンに勝つためのキーがあります。
この業界は文字通り日進月歩。その進歩のスピードには目覚ましいものがあります。そして、一昔前ならウン百万、ウン千万かかったようなシステムがわずか何万円の世界で実現出来てしまう時代です。
そうです、今まではコンピュータを経営に活用するなどということは大資本が運営する系列かFCチェーンなどでしかできないことでした。
街の小さなお店などでは、やりたくてもできないことだったのです。
しかし、今はそんなことはありません。インターネットを利用したASP・SaaS型のサービスを活用すれば、たったの月々数千円で様々な情報技術を活用して集客活動を行うことが可能になってきています。
コンセプトがはっきりしている、これは言い換えると「ターゲットとする顧客層」が明確になっているということです。
繁盛しているショップの第一の共通点は間違いなくこの部分です。
誰でもかれでもをお客さんにしようなどとは思っていません。
ですから「ターゲットとする顧客層はどのようなお客様ですか?」と問いかけても、すぐに明確な回答が返ってきます。
では、なぜ顧客層を明確にする必要があるのか?
それは明白です。大資本のショップやFCチェーン、あるいは他のたくさんある一般の小さなお店と差別化する為です。
同じような品揃え、サービスの提供では埋没してしまうのです。
そうではなくて「狭く深く」を目指すのです。特定の分野、ジャンル、顧客の趣味嗜好においては、近隣他店を圧倒する程の専門性・品揃えがある。あるいはその部分に特化したサービスを提供している。
繁盛店とは、皆そんなお店なのです。
繁盛店の共通点の二つ目です。もっとも重要なお客様であるヘビーユーザー、常連さん、リピーターさんを大事にしているということなのです。
多くの経営者の皆様は勘違いをしています。
『常連客なんてほっておいても来てくれるんだ!大事なのは新規顧客!!とにかく新規顧客の集客に全力を注ぐぞ!!!』というような具合です。
繁盛店とまったく逆のことをやっているのです。
ですから、店頭にもこんな張り紙がしてあります。
『○○○○の料金30%OFF 但し、新規のお客様のみ!』
どうでしょうか。あなたがそのお店に何度か行ったことがあるとしてです。
まあ、常連とまではいかないまでも何度か通って顔は覚えられてるお客様です。私が行っても通常料金を取られるんだね。でも新規客なら30%OFFって・・・
それでもあなたはそのお店に行く気になりますか?
全く逆なのです。確かに新規のお客様が大事なのは分かります。しかし、そのお客様を「常連客」「リピータ」に育ててゆかなくてはいずれじり貧なのです。
街の小さなお店にとって、新規の顧客なんて母数が限られているんです。いづれ1年もすると一巡してしまいます。だから、多くのところがすぐ傾いてゆくのです。
最初は物珍しさで来店してくれます。「新しいお店だね、ちょっとのぞいてみよう」というような具合です。ですから、開店当初はたいがいのお店がソコソコうまくいくんです。
しかし、そこで常連さんがつかないとなると、不思議と客数は右肩下がりに減っていきます。
実は不思議でもなんでもないんですけどね。
新規顧客が大事なのは十分理解しています。しかし、繁盛店の考え方は異なります。
「新規のお客様は常連さんの紹介で獲得するものだ」
常連さんやリピータを大事にするというこの繁盛店の考え方、あなたのお店も素直にまねるべきでしょう。